オリジナルカレンダーの種類と印刷の方法
カレンダーの種類と印刷の方法
ノベルティとしてよく使われるカレンダーは、主に卓上と壁掛けの2種類です。卓上カレンダーとは机やテーブルなどの上に置いて使用するもので、月ごとにめくるリングタイプとプラスチックや紙のフレームに入れて使うものがあります。郵送に便利なダイレクトメールサイズや、コンパクトで書き込みやすいCDサイズ、置き場所を選ばない名刺大のミニサイズなどさまざまなサイズがあり、活用シーンに応じて選ぶことが可能です。卓上タイプは予定を書き込んで確認するためによく使われます。お客さんに喜ばれることが多く、いつも目に入るところに置いてもらえるので、ノベルティとしての効果は抜群です。
壁掛けカレンダーとは壁に貼りつけて使うもので、上部をプラスチックなどの留め具で綴じたものと、開いた状態で吊り下げる中綴じタイプがあります。プラ綴じタイプはA4、A3、B3などサイズが選べる他、1カ月ごとにめくるものと1ページで2カ月分をおさめるものがあり、バリエーションが豊富なことが魅力です。卓上に比べて文字が大きく見やすいことや、社員や家族が予定を共有するのに便利なことから人気があります。
この他に、1枚貼りのポスタータイプや、名刺大やハガキ大のカードタイプ、書籍の販促に適した紙しおりタイプなどもあり、目的に応じて選ぶことが可能です。
タイプに関わらず、オリジナルカレンダーの印刷方法はデジタルとオフセットの2種類があります。デジタル印刷とはパソコンに保存したデータを直接プリンターに送りプリントする方式で、オンデマンドとも呼ばれます。データさえあればすぐにプリントできるため、小ロットや短納期でも対応可能なことがメリットです。
これに対し、オフセットとは最初に版を作成し、版のインクをブラケットに転写してから紙にプリントするもので、商業印刷で伝統的に用いられている方式です。版の製作コストがかかるため印刷部数が少ない場合には割高になりますが、多い場合には1部あたりのコストを下げることができます。デジタルに比べ使える紙の種類が多く、仕上がりが美しいこともメリットです。クオリティ重視ならオフセット、スピードやコスト重視ならデジタルと覚えておきましょう。
カレンダー印刷をネット注文するメリット
ノベルティとしてオリジナルカレンダーを作る場合、どの業者に依頼するかは、クオリティはもちろん、コストや納期なども含め、総合的に判断する必要があります。プロのクオリティをリーズナブルな価格で実現する方法のひとつがネット印刷です。近年ではネットで注文できる印刷会社も増えており、手軽さとコスパの良さで人気があります。
ネットで注文できる業者の多くは、データをやりとりするだけで注文が完結するようオペレーションを効率化しています。テンプレートやサンプルも充実しており、会社に出向く手間が省けるのはもちろん、一から作る場合に比べてスピーディーにリーズナブルな価格でカレンダーを製作することが可能です。卓上カレンダーをケースにセットして透明な袋に入れる封入一式も料金に含まれており、時間の節約にもつながります。
ネット印刷はデジタルはもちろん、オフセットにも対応しているので、クオリティも他の業者に依頼する場合と遜色ありません。部数が少ない場合でも、デジタル方式なら低価格でスピーディーな印刷が可能です。納期や送料なども明記されているので、予定が立ちやすいこともメリットです。
大口ロットはもちろん、部数の少ない場合でも、リーズナブルに高品質のカレンダーを短納期で製作できるネット印刷ですが、事前に仕上がりを確認できない点については注意する必要があります。出来上がりがイメージと違ったという失敗を避けるためには、注文する前に無料サンプルを取り寄せて確認しておくなどの工夫が必要です。
効果を上げるカレンダー印刷のコツ
オリジナルカレンダーの印刷で期待通りの販促効果を上げるためには、いくつかの重要なポイントがあります。まず考えなければならないのは、自社のイメージに合ったものを選ぶということです。企業イメージに合ったデザインにするのはもちろん、IT、ソフトウェア業界なら信頼を表す青系、建設業界ではクリーンやエコをイメージさせる緑系など、業界ごとの特性を考えた色やデザインを選ぶのも良い方法です。
ノベルティとしてのカレンダーは飾ってもらってこそ意味があります。配布先のお客さんに喜ばれるものにすることも大切です。広い事務所なら文字の大きな壁掛けタイプ、デスクワークの多い部署なら卓上タイプなど使いやすさを優先に考えるのがポイントになります。個人のお客さんの場合には、小さなお子さんのいる家庭なら可愛らしいデザイン、年配の方には文字が大きく書き込みのできる壁掛けタイプなどがおすすめです。
新規開店や引越しなど、現在でも縁起を担ぐシーンは意外に多いものです。大安や仏滅など六曜を書き込んだカレンダーは、現在でも根強い人気があります。販促効果を上げるためには、企業イメージに合った飾りたくなるデザインで、使いやすいカレンダーにすることが最大のポイントです。